K1 2006年 巨人時代の始まり、新旧交代

スポーツ観戦

【1997年1月30日】

K1は、95年からはじまったそうですが、私が観戦しだしたのは、96年後半くらいからですかね。ガチンコでここまでやるのかという衝撃を受けました。それ以来、はまっています。

【2000年10月15日】

普通、スポーツ観戦というと、野球、相撲、サッカーの順じゃないでしょうか。私は、断然、「K1」です。学生時代に少林寺拳法をやっていたこともあり、格闘技は、好きです。ただ、ボクシングは、KOが少なく、プロレスは、なんとなくガチンコ感がないので、あまり観ません。「プライド」も面白そうですが、有料放送なので、観れません。そうなると格闘技では、やっぱ、「K1」ですよね。K1のWebサイトもチェックをいれて、試合の日は、テレビ放送があるので、予定表にインプットしておきます。また、本屋で、その手の雑誌もちょっと読んだりもします。過去の試合もビデオを借りて観たりもしました。ただし、試合を実際に観にいくまでは、まだなっていません(福岡でもあるのです)。なんたってリングサイドが最低2万円は、ちょっと高いと思います(マウンテンバイクが買える)。テレビ放送は、大体、日曜日の夜9時くらいから2時間です。

その他、テニスやゴルフも自分では、やるのですが、観戦はしませんね。するのは、「マラソン」です。これは、自分がはまっているので、プロの選手の走りなどを観るのが、非常に参考になるからです。走らない人には、一番、観ててつまらない種目でしょうが。大体、日曜日の午後13:00くらいからが多いですね、冬がシーズンです。その頃、その時間は、自分もレースに出てたりしますので、ビデオで録画して、夜観るパターンです。

今後、観戦したいのは、地元、福岡でやっている「国際柔道選手権」です。せっかく、家のそばでやっているので、観ておきたいですね。「空手選手権」などの地元の格闘技の試合も結構やっているみたいなので、生で観にいこうかなと思っています。

【2006年9月30日 K-1 WORLD GP 2006 IN 大阪~開幕戦~】

現役引退を表明していたマイク・ベルナルドの引退セレモニーも行われました。初代「モンスター」ですね。彼を初めてみたときこんな強い選手がいるのかと驚いたのを覚えています。

さて、開幕戦のほうは、バンナとチェ・ホンマンのどちらが決勝ラウンドにいくのかというのが、一番きになるところです。どちらか勝ったほうが、決勝リーグで優勝しそうですね。

1)第1試合 GP1回戦 3分3R延長1R ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム) ○ vs  バダ・ハリ オランダ/ショータイム) ●  1R 0分52秒

バダ・ハリはビックマウスの選手で、ボクシングの亀田三兄弟のようなキャラでおもしろいんですが、ルスランのほうが一歩上でしたね。秒殺という感じの試合でした。

2)第2試合 GP1回戦 3分3R延長1R ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー) ● vs レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー) ○ 3R 0分52秒 KO

ゲーリー・グッドリッジの攻める戦い方は、すごくすきなのですが、最近、よくKO負けするなと思いますね。もうちょっと、戦法を変えたらり、Kickを強化するとかしないと進歩がないような気がします。

3)第3試合 GP1回戦 3分3R延長1R  グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真空手) ○ vs  ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズユニムエタイジム) ● 3R判定 3-0
(30-28、30-27、30-27)

4)第4試合 GP1回戦 3分3R延長1R セーム・シュルト(オランダ/正道会館) ○ vs  ビヨン・ブレギー(スイス/マイクスジム) ● 1R 2分11秒 KO

ビヨン・ブレギーは今年の新人の中でも体格もでかく注目株の一人です。結構いい試合になるのではと思っていましたが、シュルトの動きがよく1Rで、決めてしまいました。

5)第5試合 GP1回戦 3分3R延長1R レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー) ● vs  ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリー) ○ 延長1R判定 0-3(9-10、9-10、9-10)

昔なつかしいカードをみているようでしたね。実力からいったらレイのほうが上のほうかなとは思うのですが、今日は五分五分でした。

6)第6試合 GP1回戦 3分3R延長1R アーネスト・ホースト(オランダ/チームミスターパーフェクト) ○ vs 藤本 祐介(日本/モンスターファクトリー) ● 3R 2分09秒 KO

ホーストは、もう一回チャンピオンになるといってこのトーナメントに参加しているので、この開幕戦で負けるわけにはいきません。下馬評どおり、KOでかちましたが、もっとはやいラウンドで決めてほしかったですね。

7)第7試合 GP1回戦 3分3R延長1R 武  蔵(日本/正道会館) ● vs  ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー) ○ 3R判定 1-2(29-30、29-28、29-30)

なんとも新人のハリッドに武蔵は負けてしまいました。武蔵は、いつもKOで豪快に勝つというスタイルではないですね。体格的にも外国勢に負けてはいないと思うのですが、日本人は皆、いまいちですよね。今の武蔵では、決勝リーグでも、一回戦で負けるでしょう。

8)第8試合 GP1回戦 3分3R延長1R ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム) ○ vs チェ・ホンマン(韓国/フリー) ● 延長1R判定 3-0 (10-9、10-9、10-9)

本日のメインイベントになりました。 今、超躍進中の韓国の巨人チェ・ホンマン対K1の番長ジェロム・レ・バンナです。チェ・ホンマンは、大きいだけで、まだ格闘技の技はまだまだ未熟です。しかし、「大きい」のでしょうね、あのバンナが攻めあぐねてましたし、腰の入っていないパンチでもかなりのダメージを与えていたようでした。判定は、バンナがからくも僅差で勝ったという判定でした。試合後、バンナもいっているように、チェ・ホンマンが技術をみにつけたら敵なしの状態になるかもしれない。しかし、そうなったら、大きい選手だけが勝つというおもしろくないK1になるかもしれません。まあ、ボブサップもそういわれたけど、技術は向上しなかったので、簡単ではないのかもしれませんが、、。

【2006年10月2日 イベントスケジュール】

2006年スケジュール
12月 31日 K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!! 京セラドーム大阪
12月 2日 K-1 WORLD GP2006 in TOKYO 決勝戦 東京ドーム
10月9日 HERO’S 2006ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦 横浜アリーナ
9月 30日 K-1 WORLD GP2006 in OSAKA 開幕戦 大阪城ホール
9月 16日 K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2006 in SEOUL ジャンチュン体育館/ソウル
9月 4日 K-1 WORLD MAX 2006 ~世界王者対抗戦~ 有明コロシアム
8月 12日 K-1 WORLD GP 2006 in LAS VEGAS II ベラージオホテル/ラスベガス
8月5日 HERO’S 2006ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝 有明コロシアム
7月 30日 K-1 WORLD GP2006 in SAPPORO 真駒内アリーナ/札幌
6月 30日 K-1 WORLD MAX 2006 ~世界一決定トーナメント決勝戦~ 横浜アリーナ
6月 3日 K-1 WORLD GP2006 in SEOUL オリンピック第1体育館/ソウル
5月 13日 K-1 WORLD GP2006 in AMSTERDAM アムステルダム・アリーナ/オランダ
5月3日 HERO’S 2006 国立代々木競技場第一体育館
4月 29日 K-1 WORLD GP2006 in LasVegas ミラージュホテル/ラスベガス
4月 5日 K-1 WORLD MAX 2006 世界一決定トーナメント 開幕戦 代々木第一体育館
3月15日 HERO’S 2006 日本武道館
3月 5日 K-1 WORLD GP2006 in AUCKLAND トラスト・スタジアム/ニュージーランド
2月 25日 K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2006 in BUSAN 釜山国際展示場/韓国
2月 4日 K-1 WORLD MAX 2006 日本代表決定トーナメント さいたまスーパーアリーナ

【2006年11月4日 プライド・スケジュール】

プライドは、WOWWOWで放送しているので、リアルタイムでは観れないですよね。

2006スケジュール
12月31日(日) PRIDE 男祭り2006 さいたまスーパーアリーナ
11月5日(日) PRIDE 武士道 -其の十三- PRIDEウェルター級グランプリ2006 決勝戦 横浜アリーナ
10月21日(土) PRIDE.32 “THE REAL DEAL” トーマス&マックセンター
9月10日(日) PRIDE無差別級グランプリ2006 決勝戦 さいたまスーパーアリーナ
8月26日(土) PRIDE 武士道 -其の十二- PRIDEウェルター級グランプリ2006 2nd Round 名古屋市総合体育館レインボーホール
7月1日(土) PRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUND さいたまスーパーアリーナ
6月4日(日) PRIDE 武士道 -其の十一- PRIDEウェルター級グランプリ2006 開幕戦 さいたまスーパーアリーナ
5月5日(祝・金) PRIDE無差別級グランプリ2006 開幕戦 大阪ドーム
4月2日(日) PRIDE 武士道 -其の拾- 有明コロシアム
2月26日(日) PRIDE.31 さいたまスーパーアリーナ

【2006年12月2日 K1 WORLD GP決勝予想と結果】

「K-1 WORLD GP 2006」の決勝です。今回は、アーネスト・ホーストの引退トーナメントでもあります。さて、K1観戦歴10年の私が、今回は予想をしたので、試合を見ながら、結果をレビューしたいと思います。

1回戦

1)アーネスト・ホーストvs ハリッド”ディ・ファウスト”
ちょっと前のホーストなら、こういう新人はあっというまにKOでしたでしょうが、やはり歳には勝てず、大苦戦すると思います。最悪のシナリオは、ラッキーパンチがあたり、ハリッドのKO勝ちになることですね。ラッキーパンチがあたらなければ、判定でホーストの勝ちでしょう。

→こちらの試合から始まりました。1ラウンドは、ハリッド動きがいいですね。ホーストがスリップダウンを2回もするなど、ハラハラさせます。2ラウンドは、放送されず、いきなり3ラウンドでしたが、ハリッドの動きはいいままでした。3ラウンドではやはり決着がつきません、1-0でドローです。延長戦は、ホーストのテクニックで勝利という感じでした。しかし、ハリッドはいい選手ですね。今後は伸びるでしょう。 延長ホーストの3-0で判定勝。予想的中。

2)セーム・シュルト vs ジェロム・レ・バンナ
いきなりの好カードですね、実質の決勝戦という感じです。セーム・シュルトは、巨人の割には、身のこなしも軽いのですが、技的には、まだ進化中というきがします。バンナは、もう旬が過ぎようとしているので、今回は勝ってもらいたいですね。しかし、前回のチェ・ホンマンとの戦いのように、「巨人」はやっぱり強いです。観ているほうは、つまんないですが、、。3ラウンド、フルに戦って、かろうじて、バンナの判定勝ちというところですかね(かなり私情もいれて)。

→やはり、シュルトは大きいですね。バンナのパンチが全然あたらない1ラウンドです。2ラウンド終盤で、シュルトの左ハイがはってバンナなんとダウンです。3ラウンドもバンナの間合いにはいれません。3-0の判定でシュルトの勝。これは、ちょっとショックですね、バンナでもこういう巨人にはがたたないのであれば、チェ・ホンマンとかシュルトが今後はかっていくでしょうね。今日はたぶん、シュルトが怪我さえしなければ、優勝でしょう。しかし、バンナ残念。この試合を境にK1ヘビー級は新しい「巨人時代」に突入するでしょう。

3)グラウベ・フェイトーザ vs ルスラン・カラエフ
なんか急に強くなった感のあるグラウベといつも元気なルスランとの試合もなかなかおもしろいと思います。1,2R、がんがんファイトして、3Rにおたがい疲れてきたところでの、グラウベの蹴りによるKOと予想します。

→ルスランは20歳代なんですね、動きがすごくいいです。しかし、グラウベのハイできまりました。予想より早い1R、KOでした。

4)レミー・ボンヤスキー vs ステファン”ブリッツ”レコ
レコは、5年前に新高輪プリンスホテルのロビーで偶然見ました(彼らは、このホテルが常宿みたいですね)が、そんなに大きくもなく、ヘビー級としては、こがらな印象がありましたね。レコは、昔からでているのですが、なかなか勝てませんよね。今回もレミーの2R、KOだと思います。

→1ラウンドで2回もレコによる反則の金的です。相当痛かったらしく、ダメージが見た目もわかります。レコにはイエローカード。2ラウンドは放送されず、3ラウンドは、レミーのカウンターパンチがはいり、3-0でレミーの判定勝。まあ、予想とおりです。しかし、レミーは、後遺症がのこり、リザーブ戦で武蔵をあっさりとKOしたピーター・アーツの登場となりました。

準決勝
5)グラウベ・フェイトーザ vs ピーター・アーツ
レミーは技術も攻撃性もあり、強いファイターだと思いますが、シュルトを苦手としており、前回の彼との試合はぶざまな負け方をしました。グラウベもシュルトと同じような体型、攻め方なので、「巨人」がダメなら、グラウベも苦手ということになります。グラウベの判定勝ち。

→ピーターの登場は予想もできなかったですが、やはりグラウベではないでしょうか。1ラウンドはグラウベのいいハイがきまりました。昔は、ピーターの専門だったんですがね。2ラウンドは、ピーターがパンチでKO。昔のピーターが戻りましたね。うーん、すごい36歳ピーター!!

6) セームシュルト vs アーネスト・ホースト 
バンナは、ホーストを苦手としていますが、バンナが勝つでしょう。KOはちょっと無理かもしれませんね。判定勝ちというところでしょうか。1)2)の試合結果がどいうであれ、1)の勝者が決勝にいくでしょう。つまり、バンナかシュルト。

→予想はバンナでしたが、シュルトでも、彼が勝つでしょう。やはり、ホーストも間合いにはいれません。おもしろくないですね。シュルトも豪快にKOできないならチェ・ホンマンと同じで大きいから判定でかっただけになります。3-0でシュルトの判定勝ち。ホースト、23年間、ご苦労様でした!

決勝
7)セーム・シュルト vs ピーター・アーツ 
これで、バンナが、豪快なKOで勝てば、非常にすっきりした結果になるのですがどうでしょうか?バンナでなくシュルトだったら、また去年のようにグラウベがKOされて、去年と同じ結果になり、かなりしらけたことになります。

→バンナもホーストも負けましたが、ピーターが突然参戦してきました。こうなったら、ピーターを応援です。ピーターがんばれ!   ピーターの動きはすごくいいです。バンナも応援しています。ホーストやベルナルド、アンディも応援しているような気がします。2ラウンド、ピーターが、ひざでダウンしてしまいました。おしい。3ラウンドは、ピーターががんがん攻めますが、やはり、シュルトは大きい。3-0でシュルトの判定勝。

よって、今回は、準主役のアーネスト・ホーストがハリッド”ディ・ファウスト”を豪快なKOでたおし、準決勝でジェロム・レ・バンナと死闘を演じ、お互いダウンしたりしながら、くしくも僅差の判定負けで、K1最後の試合をしめくくる。決勝は、主役のジェロム・レ・バンナが、グラウベ・フェイトーザかレミー・ボンヤスキーを壮絶なKOでかざり初優勝し、男泣きをする。最後は、ホーストとバンナがお互いをたたえながら握手をするというのが、今回、私にとっての、気持ちのいい結果です。

→ピーターの参戦で、はからずも新旧対決となってしまいました。最後、ピーターが勝ったら、映画のような結末だったですが、そうはなりませんでしたね。しかし、時代が変わったのを目撃しました。

  でも、シュルトもチェ・ホンマンもがんがんKOができないとおもしろくないK1の始まりになりそうですよ。

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