マラソン始めて20年以上も経ったので、ここら辺で自分の走りをみてもらおうと2020年1月に「アシックス・ランニングラボ ACICS Running Lab」に行きました。その体験記とそれから4年後、それをどう生かせたかのレポートをします。
1.足型測定
写真の手前の機械に足を突っ込んで測定します。アシックスの店舗でも見かけるやつです。
私の足囲は、ほぼ標準の数値でしたが、左右とも3Eでやや太めで、外反母趾だそうです。
甲高と思っていましたが、逆に甲低でした。
【アライメント】 踵部角度が内反方向に大きく(踵が外側に倒れこむ)、足首の関節が硬く着地衝撃力を緩衝しにくい傾向にあるので、足腰への衝撃を和らげるクッション性重視のシューズがよいそうです。
今は、インソールをシューズにいれて走っています。足にフィットしてくれて非常にいいです。
2.下肢アライメント測定
ここでは、脚の筋肉や関節の柔らかさや骨の角度などをチェックします。股関節は実際に足を曲げたりして硬い柔らかいを測定しますが、足関節や下肢アライメントが数値データで測定します。
私は、太もも内側が「非常に硬い」、太もも裏側(ハムストリングス)が「硬い」とでました。心当たりありです。
マッサージやストレッチに行って、ここを柔らかくするべく奮闘中ですが、なかなかすぐには柔らかくならないようで時間をかけてじっくりやります。
3.体組成測定
高性能体組成器により、各部位ごとの脂肪やや筋肉量を測定できます。
私の筋量は、標準より若干多め、内臓脂肪が少し多めとでました。全体的に「細身筋肉質」という体型です。
これは、最近はジムにも業務用のinBodyという体組成測定器がおいてあり、このくらいの詳細データがでるようになっています。私の行っているジムにもあり、毎週チェックしていて、内臓脂肪も低めでいい感じで体形保てています。筋量もどの部位も標準よりは上にあります。気になるところは、腕の筋肉量の左右差があることです。
4.筋力測定
「大腿四頭筋」と「大腿二頭筋(ハムストリングス)」を検査する器械での測定でした。等尺性と等張性の利点と弱点などを踏まえて開発された一定速度の下に行う「等速性筋収縮(アイソキネティック コントラクション)」に基づいた測定器です。
私の筋力は、左が少し弱いという結果でした。伸ばす力と曲げる力の比率(伸屈比)は、60%くらいが理想とされ、私の場合は右59%,左52%なので、もう少し曲げる力=ハムストリングの強化が必要ということです。左右差は10~20%の範囲だとOKだそうですが、伸力が14%とちょっと多めの数字がでました。
東京体育館の筋力測定も同じように測ってくれます(2,470円)。2024年1月の測定では、体重あたり伸展(右)2.45→2.42 (左)2.10→2.24 (左右差)14.2%→7.5% 屈曲(右)1.28→1.21 (左)1.23→1.18 (左右差)3.7%→2.3% 伸屈比(右)52%→50% (左)59%→53% ということで、左の大腿四頭筋は少し強化できたが、ハムストリングスは両方弱いということだと思います。ランジをもっとやらないといけませんね。
5.ランニングフォーム測定
これは、トレッドミルで走るフォームを正面、横、後ろ、真上から4つのビデオカメラで動画撮影し、その後、分析してもらって、フォームを分析してもらい、改善点などを指摘してもらいます。
私は、反り腰で右足のオーバープロネーションを指摘されました。
また、股関節の動きが小さく、腿の引き上げが不十分なのと腕の振りが小さいということでした。
この「フォーム分析」は、一度フル測定を受けた人は、これだけ5,090円で受けられるので、2024年2月に受けてみました。
反り腰もなくなりかなりいいフォームになったと分析してもらいました。
ただ、まだ股関節の動きが小さく、腿の引き上げが不十分だそうなので、そこが今後の改善点になります。
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これは、最近はビデオでフォームを撮って改善に利用しているのが効果をもたらしたのでしょう。
6.全身持久力測定
1キロ8分34秒ペースを2分間走行後、1キロ8分00秒ペース)から1分毎に速度を上げ、1キロ5分00秒ペースまで12分間走行してAT値とRCT値を測定します。AT値(Anaerobic Threshold)は、「無酸素性作業閾値」で乳酸値が急激に増加する地点です。RCTとはRespiratory Compensation Thresholdで「呼吸性代償閾値」です。RCTは呼気中の二酸化炭素量が急激に増えるポイントです。これらをもとにフルマラソンやハーフのタイムを予測できます。
私は、ATが6分18秒/km,RCTが5分27秒/kmでハーフが2時間4分でフルが4時間43分でした。
実際、この測定の2週間後くらいのハーフはほぼその通りにタイムだったので驚きました。
よって、この数値をあげていけばタイムもよくなるよということです。そのためには、ATペース以上のトレーニングをやって、たとえば、インターバルトレーニングとかですね。持久力をつけていくという取り組みです。
GARMINのスポーツウオッチはVO2Maxが測れます。またそういう数値を使って、マラソンの予想タイムもはじき出してくれます。現在の予測値はハーフが2時間2分でフルが4時間34分です。
まとめ
こういうふうに、自分の走りを見える化してもらえるとどのようなトレーニングをしたらいいのかも明確になるので一度「アシックス・ランニングラボ」で全て測定してもらうのはいいですね。
そしてそれを十分に理解して、そのための筋トレをしたり、フォーム改善をしたり、持久力アップの練習をするとかです。
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