100歳まで健康な身体作り~身体メンテナンス

ヘルス

身体の調子が悪くなるのは、いわゆる「生活習慣病」にあると言われています。要は、体を動かさないという動物本来の動きしないのでそれによる「肥満」などによる体調不良や病気が起こったり、喫煙、アルコール・砂糖摂取など本来摂取しないものを大量に摂取したためにおこる体調不良や病気などです。老化も生活習慣病と言う人もいます。

現代の生活をしているとそういう運動不足や不適切なものの摂取などはある程度やむおえなかったりします。よって、それが行き過ぎていないを客観的にはかって調整をするということが必要になってきます。そういう意味で、定期的な検査などは必須になってくると思いますね。

健康診断・人間ドック

企業に勤めている人は、法律で健康診断実施が義務つけられているので、皆受診していると思いますが、そうでない人は、自分で病院とかで健診を受けるべきです。自治体が年齢によって格安で健診サービスをやったりしているので、それを利用するのも手です。

血液検査などで、中性脂肪やコルステロールなどで脂質系の調査や肝機能の具合がわかるので、おおよその身体の状況はわかりますので、家で簡単に検体を送って、検査してもらうサービスをつかうのもありだと思います。

まあ、大体、肥満が原因のものがほとんどで、つまりメタボリックシンドロームということが多く、「適度な運動をして体重を減らすこと」という処方がされます。

人間ドック

通常の健康診断にプラスしてがん検診もおすすめです。

A.大腸

一番、がんの発生率が高い部位ですね。しかし、進行が遅いので、早期発見すれば根治する可能性が高いガンです。これの検査は、検便でおなじみで、基本健康診断に含まれていて、潜血がないか調べます。

もっと早く、ダイレクトに調べる方法が、大腸の内視鏡検査です。大腸がんができる前にポリープになるので、大腸ポリープがないかチェックして、1㎝以上になるとガン化するので5㎜以上あれば切除してしまうといいということです。若いうちは便検査で、中高年になったら内視鏡検査がおすすめだそうです。

B.胃

ピロリ菌除菌:ガンの部位別では胃がんが2位で12%を占めていて、その9割が、ピロリ菌が原因です。50代以上の7割が感染しています。よって、胃がんのリスクを減らすには、ピロリ菌を除菌することが一番です。尿検査でわかりますし、一週間薬を飲めば除菌できます。

また、胃の検診で「バリウム検査」と「内視鏡検査」があります。バリウム検査で異常が発見された時は、既に時すでに遅しの場合が多いので、内視鏡検査がベストです。ただ、ちょっと辛いので、「経鼻検査」や「鎮静剤」などいろんな方法で辛さを軽減するといいかもです。

C.子宮

子宮頸がんは女性特有のがんです。ウイルスが原因だそうで、副作用とかもあるらしいですが、その予防のワクチンが開発されています。

全てのガンがそうですが、早期発見が大切です。今は、医学の進歩で、ガンは早期発見すれば不治の病ではなくなってきました。

また、奥真也著『未来の医療年表』によれば、2035年、つまり今から13年後には、大半のがんが治療可能になるそうです。そうなると「病気で死ぬ」というのはまれなケースになるかもしれないですね。

D.脳

脳梗塞もがんと同じくらい危険な病気です。一命は取り留めても半身不随になったりQOLはかなり落ちますので、予防はしっかりしたいものです。

脳ドック検査が有効です。脳ドックまでしなくても、人間ドックに頸動脈検査をオプションでつければ、脳に行く血流の流れが把握できます。

E.骨

がんではないですが、骨も骨粗しょう症とかになり骨折したりすると健康どころではなくなります。骨も臓器で、分解と再生を繰り返していますので、再生がちゃんと行われているか検査します。これは、骨密度検査ですね。簡単に機械で検査できます。

という感じで、毎年健診を受けると自分の身体のことは大体把握でき、注意すべきポイントもわかるので、体調管理がしやすくなります。ガンも予防したり早期に発見することで治癒できるということです。

人間ドックと健康診断の正しい受け方

歯の病気は「虫歯」で、子供に多いというイメージですが、成人の歯の病気というと「歯周病」でこの歯周病菌って結構強力で、ちゃんと定期的にメンテしないと歯がなくなったり(80歳に20本の歯を残そう運動などがあります)、万病のもとになります。歯周病が進行すると本人は気が付かないですが悪臭を放ちだすので気を付けないといけません。

ということで、保険医療費負担がだんだん多くなってきたので、政府が、2022年10月から歯科健診を義務化しました。

歯石は自分で取れないので、3~4か月に一度歯医者さんへ行ってとってもらうということを習慣化しなければならないですし、歯を常にいい状態にするには、一日三度の歯間ブラシやフロスを使った歯磨きを励行するとよいということです。私もやっとこれが習慣化することができました。

あと、銀歯は劣化したりするので、セラミックやインプラントも考慮したほうがいいでしょう。また、最近は、マウスピースを使った歯の矯正も始まりました。ホワイトニングなどいろんな方法で歯をきれいに保つ技術も進化しています。

歯をきれいにすると、それを保とうと入念な歯の手入れを励行するようになるそうです。

歯のメンテナンス  歯のマウスピース矯正

栄養素・ビタミン充足検査

尿を郵送して栄養素の過不足をチェックできる「Vitanote」というサービスがあります。私は、これを年3回くらい定期的に検査して、ビタミンとかがちゃんと摂れているか把握するようにしています。目標は、サプリメントを取らないで、果物とか食事でちゃんと栄養素がとれてるようにすることです。

骨密度を上げるには、カルシウムの摂取が大事ですが、その摂取量もこれでわかります。

Vinatnoteで栄養検査

筋肉

骨もそうですが、筋肉も何も刺激を与えないと年に約1%づつ減ると言われています。中高年以降、運動量が減っていくと80代になった時に、フレイル「加齢により心身が老い衰えた状態」になる可能性が増えます。

よって、まずは、自分の筋量が標準に比べてどうなのかというのをチェックしなければなりません。これは、簡易的には家庭用の体組成計ですね。もう少し詳しくは、ジムとかにあるInbodyの体組成計だと部位別の筋肉量もでるので、それでチェックするのがお勧めです。自治体のトレーニング施設とかにもあったりします。

小学生の時は「体力測定」があったと思いますが、大人もやったほうがいいですね。要は、ゴルフとかスポーツをやっている人は、パフォーマンスが落ちるので、筋力の衰えを感じますが、スポーツをやっていない人は、日常生活で身体を動かさないので、筋肉の衰えを感じないわけです。よって、毎年、体力測定をやればどれだけ弱っているかとかがわかります。自治体の体育施設とかでやっているところがあるので、毎年やるのがお勧めです。

筋トレ – ナセルのランニングBlog (nasser-blog.com)

ストレッチ

歳をとっていくと身体のあちこちが痛くなったり、硬くなったりします。硬くなるという事は血流が悪くなっている証拠ですから改善したいですね。これも、原因は、悪い姿勢のせいだったりします。

前屈やったりして身体の硬さを確認できます。

特に、オフィスワーカーでPCをやっている人は、首肩がガチガチになっている人が多いです。これも姿勢の問題です。私も10年くらい首肩の凝りに悩まされていましたが、PCのモニターを大型にした途端、嘘のように治りました。

ずっと椅子に座るのも腰に良くないですね。最近は昇降式デスクなんかがあって、立って仕事したりして座らないようにしたりもします。

これは、ストレッチをしたりヨガとかやって柔らかくできます。

まあ、正しい姿勢にすることが一番ですが。

ストレッチ – ナセルのランニングBlog (nasser-blog.com)

メンタル

最近は、身体の不調よりも心の不調の方が問題になってきました。これも社会問題化してきたので、2015年12月より企業でのストレスチェックが義務化されました。

よって、企業に勤めている人は、毎年の自分のストレス具合を数値で把握できるようになりましたので、過去推移を含めてモニターするとよいですね。

「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」のホルモンは、神経伝達物質ですが、ストレスによって、この物質が、不足したり、過剰分泌されると、うつ病などの症状がでてきたり、身体の免疫力が低下して病気になったりします。

「交感神経」と「副交感神経」という自律神経の乱れも疲労の原因になったりします。

ストレスチェック以外にメンタルをチェックする方法は、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」も​​唾液検査で測定可能です。この値が低いと副腎疲労なのだそうです。これは、病院で測定できます。

心電波と脈波で自律神経の働きを数分で測定できる装置は、既に開発されています。価格は130万円と高額ですが、すぐに普及価格帯に下がっていくと思います。

今後は、このメンタルヘルスの分野でのイノベーションが進んでいくと思いますが、それまでは、自覚できる症状ですので、症状がでたら、「睡眠」「運動」「散歩」「瞑想」「日光にあたる」などをやって常にリラックスした状況を保たないといけません。

まとめ

上記の項目を毎年検査し、標準との差を測ります。そして、その差を改善するためのアクションを書きだします。「体重を下げる」とか「運動をする」とか両方に効くアクションもありますので、効率的なアクションを計画することが大切です。そして、それを標準にまで何年かけてやるかという計画をたてるとおのずと毎月どれだけのアクションをしなければならないかわかります。標準になったら、それをメンテするだけのアクションでよくなります。

ちゃんと効果的に実行されているかを毎年の検査で確認してPDCAをまわしていくというプロセスになります。

運動などのアクションがゴルフなど自分のやりたい遊びになれば苦労なく実行できます。そういう趣味が今ない人は、新たにそういう遊びを始めるのが上記を成功させる秘訣となります。

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