最近はいろんな筋力増強マシンがあり、それを使った筋力測定装置もあります。今までは、それを医療用やアスリート用に使用されていましたが、一般の人にも、測定目的で利用されるようになってきました。こういうので定期的に測定して、日々のトレーニングに活用したいですね。
東京体育館 筋力測定
東京体育館では、「健康体力相談」というのがあって、「全身持久力測定」「筋力測定」をやっています。今回は、「筋力測定」(2時間弱、2,470円)をやってきました。
いろんな部位の検査をすると思いきや、「大腿四頭筋」と「大腿二頭筋(ハムストリングス)」を検査する器械での測定でした。ここをチェックするとほぼ運動に一番重要な筋力を測定できるとのことでした。
BIODEX社の多用途筋機能評価運動装置バイオデックス システム 4(BDX-4X)という器械を使いました。
これは、等尺性と等張性の利点と弱点などを踏まえて開発された一定速度の下に行う「等速性筋収縮(アイソキネティック コントラクション)」に基づいた測定器です。
ちなみに、運動療法を実施する際や筋機能を評価する上で重要な筋収縮の分類は他に、関節動作を伴わない「静的」な「等尺性筋収縮(アイソメトリック コントラクション)」と関節動作を伴う「動的」な「等張性筋収縮(アイソトニック コントラクション)」があります。
測定は、筋力と筋持久力を「伸展」と「屈曲」で左右をみます。
私の場合は、筋力は30~59歳台で持久力は50~59歳台でまあまあいいほうだそうです。ただ、伸屈比(主動筋=大腿四頭筋/拮抗筋=大腿二頭筋)は、0.5ですが、0.6くらいが望ましいそうなので、もう少し、大腿二頭筋(ハムストリングス)を強化したほうがいいそうで、そのためにランジなどを勧められました。
私の右ふとももは左より2㎝も大きいのに、筋力は7%くらいしか強くないので20%以上の左右差がなければ問題ないそうです。
今回、やってみて、やはり「坂道ランニング」はやらないといけないなと痛感しました。日々のランニングの途中に坂道をいれることにします。
今度は、「全身持久力測定」(2時間弱、2,470円)と「栄養相談」(15分 測定費用に含まれる)を受けようと思います。
アシックスのラボよりかなりお得です。
アシックス・ランニングラボ
「うーん、前もやったことがあるような」と思ったら4年ほど前に、ASICSのランニングラボ(2時間半 21,400円)で同じ等速性筋力測定をやっていました。この時は持久力ではなく筋力のみの測定でした。COMBITという測定装置を使っています。
4年前との相違点は、左右差が少なくなったことと左の四頭筋が+7%筋力がついたことと右の二頭筋が▲5%、左が▲4%減ったことですね。これからもハムストリング強化が必要とみてとれます。
ハムストリングスが弱いと足の蹴りだしが弱いことになります。心当たりありです。
ミュータスF1による測定
2022年の4月から「半月板損傷」のリハビリをやっていますが、その時も大腿四頭筋強化は言われていて、3~4か月おきに、アニマ株式会社のミュータスF1で筋力測定しています。これは、等尺性筋収縮(アイソメトリック コントラクション)でやっています。伸ばす方だけなので四頭筋の筋力チェックだけです。
これも、右の方が10%くらい強く出ます。
膝伸展筋力体重率は、右68%→79%→78%→79%→74%→67% 左が58%→77%→65%→71%→74%→59%とちょっと落ちています(標準は、40歳代が78%、50歳代が76%、60歳代が64%)。
今後は、年に一度、東京体育館で筋力測定をしようと思います。
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