Bias for Action 意志力革命 目的達成への行動プログラム

ヘルス

「ダイエット」「禁酒」「英語」いろんな事をやろうとしても長続きせず、結局やりきれないということがたくさんありますよね。それをどう克服すればいいのかについて語りたいと思います。

やる気の科学

なぜ人は目標が達成できないのか。それは、生物が長期的な利益よりも、短期的な誘惑に極端に弱いからなのでだそうです。

人は手元にあるものを手放すのが大嫌いなのだそうで、これを「損失忌避(きひ)」というのだそうです(損失のほうが利益よりも大きくみえる)。

これを回避するために、短期的な誘惑を人為的につくることだそうです。つまり「アメとムチ」です。「10キロ痩せたら、テレビを買う」「タバコを吸ったら罰金1万円」などです。実際、この著者は、これを実践すべく、サイトを立ち上げ、皆が、目標達成のためのコミットメントを書きこめ込めるようにしました。http://www.stickk.com/login.php

意志力革命

この本では、組織論の中で「やる気のあるように仕向けるのではなく、行動をとるにあったての根源的な欲求を創り出さなければならない」と言っていますが、個人にも当てはまると思います。

筋トレに例えると。筋トレの目的は、単なる「ダイエット」とかではなく、筋肉質な身体になることで、ゴルフやランニングのパフォーマンスがあがる。パフォーマンスがあがるとその競技がなおさらやりたくなる。それをどんどんやることによって、生活の質が向上し、毎日が楽しくなり充実してくるとかいうことです。毎日を充実させるために筋トレをするのだと思うほうが、太ったから筋トレするというよりは、根源的な欲求だと思いますね。

なぜ人は変われないのか

この本に書かれている「免疫マップ 」というのが参考になります。免疫マップとは、「変わりたくても変われない」という心理的なジレンマの深層を掘り起し、変化に対して自分を守ろうとしているメカニズムを解き明かす手法です。

つまり、目標にには、改善目標と裏の目標が相反し存在する。「片足をアクセルに、もう片足をブレーキに」という状態になるので、改善目標は改善されない。

たとえば、権限移譲をおこなえないリーダーの裏の目標は、ブルーカラー労働者という原点を忘れたくない。自分で手を汚したい。指示だけするホワイトカラーのような誰にでも替えのきく「給料泥棒」になりたくないというものである。

1.改善目標 2.阻害行動 3.裏の目標(不安ボックス:xxxへの恐怖など) 4.強力な固定観念 というフレームワークで考えてみようと説きます。

たとえば、私のダイエットの場合

 1.改善目標 : 後1.5kg減

 2.阻害行動 : 食事制限と運動量が不十分

 3.裏の目標(不安ボックス:xxxへの恐怖など) : ストレスがかかるのは身体によくない。

 4.強力な固定観念 : ダイエットは通常ストレスがかかる。

という認識パターンだと思うのですね。つまり、ダイエットの目標が達成できないのは、「ストレスは身体に良くない」「ダイエットはストレスがかかるものだ」という認識があるので、ストレスがかかり始めると止めてしまうのを正当化する裏の自分がいるというわけです。

よって、これを踏まえた方法としては、更なる食事制限より運動をもっと楽しめるように工夫して運動量を増やすということが重要ということです。

飽きる

トレーニングなど最初の頃はどんどんやるけど、そのうち飽きてしまうことがあります。これは、「隠れ疲労」という現象かもしれません。

スポーツや仕事などで、ひとつのことだけに集中していると、脳では同じところがずっと使われ続けることになるので、その部分だけが疲れてきます。すると脳は「飽きる」という指令を出して、その部分を休ませるためにその作業をやめさせたり、違うことをさせたりしようと仕向けるのだそうです。

これが「休養」の大切さですね。私も最近オーバートレーニングっぽくて、走っていても身体がだるく、楽しくありません。そんな時は、走らずにブログを書くというふうにしています。

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