初マラソンって、思い出深いもので、達成感は半端なものではありません。私の場合は、沖縄のNAHAマラソンでした。1万8千人のランナーとともに沖縄をかけぬけました。そんな私の初マラソン奮闘記を紹介します。
2023年12月の大会概要をみるともう、参加者は3万人になっているのですね。
また出たいな。
前日
沖縄は、12月でも気温は、暑く、23℃から27℃くらいまでなるそうです。よって、結構きついフルになりそうです。また、参加者は2万人ほどで、スタート地点にたどりつくまで20分くらいかかるそうですし、15km地点くらいまで混んでいるそうです。10kmまでは、平坦で、そこからアップダウンを繰り返し、10-20kmを約100mのぼっていき、登りきったところで、中間地点。そこから、姫百合の塔を過ぎて、25-30kmまで一気に下り。また、37-40kmあたりにもう一度、約30mくらいの上り下りがあるそうです。
練習では、4時間32分で、6分27秒/kmでした。ハーフまででしたら、5分16秒/kmでいけるのですがね。完走タイムの割り出し方がのっていたので、計算すると。
5kmから割り出す方法;22’23”(5kmベスト)X10=3時間44分(5’18”)
10kmから割り出す方法;49’32”(10kmベスト)x5.48-28=4時間3分(5’44”)
ハーフから割り出す方法;106’05”(ハーフベスト)x2.11=3時間44分(5’18”)
起伏が結構あるので、6分/kmのイーブンペースで走って、4時間13分ってとこがベストですかね。サブフォーを狙うとなると、5’41”/kmで走らないといけない。レースでは、30-35km地点で、ガクンとペースダウンするのは(練習の時もあった)、20-25kmの走り方にあるそうで、ここでハイペースにしないことだそうです。また、後半のペースダウンを想定して、前半をイーブンペースの10-20秒程度速くするといった方法もあるとのこと。
よって、ハーフまでを5’41”で刻み、1時間59分でいけたら、サブフォー狙いで、同じペースで走りつづける(下りだから前半より楽なはず)。ハーフの時点の調子が悪い場合は、4時間13分からハーフ地点のタイムを引いて、ペースを計算する(多分6’20”)くらいになる。それでも厳しいようだったら、4時間半に目標を変える(7分くらい)って感じにしようと思っています。いずれにしても中間地点の平和祈念公園で決断します。
ちなみにサブフォーなら1000位以内だそうで、サブスリーで100以内くらいだそうです
レース感想(完走)記
晴れ、23.7℃、湿度63%、風速9m 完走率63.1%
さあ、初めてのフルマラソンです。練習もバッチリやったし、減量も4kgもし、禁酒、禁煙、カーボローディングもしました。その成果を今日出します。朝、6時に起き、たっぷり朝食をとり、会場の奥武山陸上競技場へ行きました。予想どおり、人が一杯。登録を済まして、ウオームアップ。トイレはさすがに混んでいるだろうなと思って、捜すと、なんと仮設トイレが2-30あり、余裕でOK。一番心配していたので一安心。ゼッケン番号も自分の電話番号と同じで、なんとなくラッキームードが漂います。
腰のポシェットには、30km地点で飲む「ヴィダーインゼリー」と毎5km地点で補給する「ブトウ糖タブレット」、万が一、膝が痛くなった時のためのサポーターそして、筋肉痛の脚に吹きかける消炎スプレーを用意しました。
いよいよスタートです。参加人数は、過去最高の17,887人と多いため、ゼッケンナンバー順に整列。私は3,000番台なので、ラッキーにも、前のほうでスタート。スタート合図と実際スタートに立った時差は約1分でした。最初の5kmは、北上して、那覇市一番の繁華街の国際通りを通り抜けるコースです。「ゆっくり、ゆっくり」と思っていたのですが、やはりあせるのでしょうか、予定より29”弱/kmも速いスピードを出してしまいました。
次の10kmまでは、20mの上り下りのあるコースです。坂道は、覚悟していたので、前傾姿勢のピッチ走法を心がけて走って、また22”/kmも速いスピードでした。ここで3分の貯金ができたことになります。スピードが上がったのは、気負いもありますが、沿道に絶え間なく続く声援のせいでもあります。水だけでなく、氷、アイスキャンデー、塩、黒砂糖、レモン、バナナ、その他もろもろの差し入れがありますので、スタミナ切れにはなる心配はありません。頼もしい限りです。
さて、次の15km地点までは、50mの上りがあるコースです。ここからは、慎重に、ここから中間地点までを5’41”/kmのペースでいけたら、サブフォーが狙えるのですから。
前屈みでピッチピッチ、、、。とやっていると、前に小さいおばさんが走っています。なんとなくどこかで見たようなと思っていると、なんと増田明美さんではないですか。そういえば、この大会のゲストでした。なんか話し掛けたくなり「おつかれー」と言ってたところ。彼女も甲高い声で「お疲れ、お疲れ」といってくれました。彼女は四時間半で走る予定だそうで、私は、先に行って、すぐ自分の世界へもどりました。坂はかなり覚悟していたので、それほどきつくなく、予定通りのスピードでクリア。
20kmまでも50mの上りのあるコースでこの全体のコースの一番高いところまで上り詰めます。ここも完璧に抑えて、3分の貯金をして通過。ここで、疲れもたいした事はなく、膝も痛まないので、ペースを落とさず、サブフォーを狙うことにしました。
25kmまでは、今度は70mの下りです。下りも慎重にしないと筋肉のダメージが凄いですから、あくまでピッチでいきます。ここもイーブンペースを維持できました。
さて27km地点くらいから、島の西岸の海岸通りを走ります。景色は綺麗なのですが、向かい風(9m)をまともに食らいます。暑さは、この風と沿道での氷のサポートでしのげるのですが、この風は、ちょっと手ごわかったです。さすがに、少し、スピードが落ちてしまい。貯金の3分を使い果たしてしまいましたが、予定通りの通過時間です(30km)。
さあ。「マラソンは、30kmから」と言われているように、ここからが勝負です。ここれへんから歩いている人も結構います。ここで、秘密兵器の「「ヴィダーインゼリー」を飲みます。ググッと力がでるような気がします。「さあ、頑張ろぞう」と言いながら、走るのですが、この風がこたえます。別に息が上がっているわけでもないのですが、スピードがでないんですよ。50”/kmも遅いスピードで35kmに到着。予定より4分遅い。
あと、残り7kmちょっとです。4時間切るためには、この距離を5’20”で走らなければなりません。最初の5kmくらいのスピードです。最後は「ラストスパート」というのもありますので、頑張れるかなと思いますが、ここで初めて、「もしかしたら4時間きれないかも」と思いました。臀筋が痛くなってきました。やばいと思い、氷を腰にあてがいます。しばらくすると、落ち着き、臀筋はokです。相変わらず、風を掻き分け掻き分け走りますが、「残り4km」表示地点で、あと5’/kmで走らねばなりません。そうこうするうちに3km地点では、4’/kmで走らねばならなくなりました。ここで、サブフォーは無理宣言をしました。「初フルだし、完走できるだけでokだし、練習のときの4時間半以内だと自己ベストだし。」と。
サブフォーをあきらめたとたん、脚が上がらなくなり、ピグモンのような走りになってしまいます。周りは皆歩いているので、よっぽど歩こうかなと思いましたが、絶対走りとおすと決心し、ひたすらゴール目指して、、。あと2kmが長いのなんのって、最後の競技場の一周も、脚を本当に棒状態にして走りました。それでもゴールはしっかり両手を上げましたが、。ちょうど、同タイムで増田明美さんもゴールでした。
ゴールして、その先の小屋に行くと、完走証とメダルをくれました。「なーんと」、完走証には、名前もタイムも順位も印字されてました。すごーい。4時間12分10秒です。予想とピッタリではありませんか、ちなみに1625位でした。初マラソンでこのタイムは上出来ですよね。
ゴール後は、脚が痛くて痛くて、たまりませんでした。次回までの課題は、脚の筋力アップです。次は、4時間きる自信がつきました。
とてもとても気持ちのよい経験でした。練習で走るのと全然違いますし、マラソンにはまる人が大勢いるのもうなずけます。NAHAマラソンの声援の凄さ(沖縄舞踊もあちこちでやっている)やボランティアの多さは有名ですが、本当にそうでした。
有難うございました。
43歳冬 2000年12月3日記
NAHAマラソンメダル譲ります。
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