私は、20歳くらいからずっとスモーカーでした。しかし10年前の2013年に辞めました。もう完全に吸わなくてても大丈夫です。その時の禁煙の秘訣を紹介します。
禁煙の歴史
禁煙トライし始めたのは、マラソンをやりはじめた頃なので、43歳くらいの時ですね。初マラソン(NAHA)に向けて、禁酒・禁煙をしてから、禁煙は続き、2年半続きました。
そして、禁煙2回目は、また、マラソンを真剣にやりだした。50歳くらいの時で、また湘南マラソンで2度目のサブフォー挑戦のためにまた、禁酒・禁煙始めた時です。また、1年間禁煙しました。
両方とも再開のきっかけは、新しい部署に異動してストレスがかかったからです(わかりやすい)。
そして、56歳の時、今度は、京都マラソン前に練習不足をなんとか挽回しようとまた禁煙始めたました。それと、会社が社内喫煙所を徐々に減らしていき、最終的に全館禁煙にするという悪魔のような計画を知ったからでもあります。
今度は、もう10年ですが、続いておいります。もう一生吸わないと思います。
禁煙グッズ
①CHAMPIX
これは、禁煙外来で「禁煙しなさい」と処方されたバレクニンです。煙草を吸いながら、これを服用するというやつです。煙草をおいしくなく感じさせながら、途中で禁煙をさせ、煙草の欲求を低減させ、禁煙を成功させるというものです。
②Nicorette
●ガム(2mg) これは、吸いたくなったら噛むやつです。
●パッチ(10mg) これは、はるやつです。16時間もつそうです。
③目のさめるパイポ(スペアミント味)
口さみしくなったら、吸うやつですな。たいしてすっきりはしませんが。
④煙の出る電子タバコ(禁煙パイポ)
いろんなやつを試しましたが、これっといったものはありませんでしたね。
成功の要因
一番役にたったのは、この本を読んだからですね。吸いたくなるメカニズムをきちんと説明してくれているので、自分を客観的に見ることができました。「まずは、敵をよく知ること」という訳です。
喫煙は、ストレス解消にはならないとこの著者は言っています。喫煙は、一旦体内に入ったニコチンは、1時間で75%がなくなる、その欠乏感を緩和するために、喫煙してニコチンを充足する行為である(薬物依存と一緒)。
ストレスがかかるとそれを解消したくなり、喫煙歴のある人は、タバコがストレスの解消になると思い、タバコに手を出す、一本でも吸うと、吸い終わった後、どんどんニコチンは体の中で減り、欠乏感を生み出し、もう一本となっていくということです。
ストレスによる暴飲・暴食と一緒です、血糖値を上げてある種の満足を求めるのでしょう。これは、ストレスが原因にはなりますが、ストレス解消にはならない行為という事ですね。
もう少し詳しく言うと、通常は、脳は神経物質を出し続けています。特に嬉しく感じた時は、ドーパミン等が多く放出されて脳が幸福感を感じます。
一方、ニコチンは血液から脳に達すると、強制的にドーパミン等の神経物質を脳に放出させます。
喫煙の習慣により、これが続くと、もはや脳は自力で神経物質を放出しない様になります。
ですので、ニコチンが脳内に留まり神経物質を出させている時間は大丈夫ですが、一時間もするとニコチンが切れて、神経物質が不足するのを感じた脳が、再度ニコチンを吸収させるためにタバコを欲するわけです。
脳が自分の機能をニコチンに依存しているのです。永遠にこれが繰り返されるわけです。
ただし、ニコチンが入ってこなくなった後、脳は概ね二週間で、機能が回復して自力で神経物質を放出する様になります。禁煙して最初の二週間がつらいのはこのためです。
ということは、ストレスをあまり起こさないようにするのは、もちろんですが、ストレスが起こった場合に、暴飲・暴食・暴煙は、意味のない行為という自覚が必要で、運動などのその他の解消法を自分で持っていなければならないということですね。
私の場合の運動はランニングです。マラソンが身を助けているというわけですね。というわけで、スモーカーの方は、ランニングをお薦めします。
StickK
もう一つ有益な本を紹介します。
これの原書は、『Carrots and Sticks』と言う題で、「アメとムチ」という意味です。
この本は、普通にやる気についてのいろいろな考察を本にしています。たとえば、「生物が長期的な利益よりも、短期的な誘惑に極端に弱い」とかです。
しかし、それだけではなく、その理論をもとに、この著者たちがビジネスを立ち上げてしまったことが凄いです。
具体的にはStickKというビジネスで、コミットメントを守らせるために、守らないと、自分の嫌いな団体に寄付することで、罪悪感によって金銭的喪失をより大きく見せられる反慈善報酬という方法などを取り入れています。コミットメントサイトStickK
ここに、「禁煙」と宣言して登録して、やめるというのもありです。
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