フルマラソン完走への道 ~最初はだれでも初心者

Run ランニング

「フルマラソンなんか絶対無理」と誰しも思いますが、マラソン大会をみると老若男女みんな完走しています。そうです、誰でも完走できるのです。私はもう走り始めて20年以上になります。その歴史をちょっと紹介させてください。

走り始め 41歳

「ちょっと停めてください、降りま~す!」というのが、私のランニングの始まりです。毎朝乗っていた通勤バスから4月の新緑のけやきを観ながら、あまりに気持ちがよさそうだったので「あっ、ここから歩こう」と思ったのです。福岡にきて2年経った1998年5月でした。41歳の時です。

それから、バスを途中で降りて、会社まで1~2km歩くというのを繰り返します。ほどなく「走ろうかな」って思いだし、会社までの5kmを、走っては歩き、走っては歩きという感じで会社まで行くことにしました。「じきに、歩かないで走って会社まで行けるだろう」と思いましたが、意外と完走できるまで5か月ほどかかりました。

ランニング第一期 

会社横にフィットネス・ジムができたので、毎朝5㎞走ってジムまで行き、お風呂に入って出社するというランニング・ライフが始まりました。

走り始めて1年5か月で基本練習が10㎞になり、1年7か月目で休日は20km走をいれるまでになりました。

そして、マラソン大会に出場しようと最初のレース「シティマラソン福岡 5km」に参加したのが、走り始めてから1年8か月後の2000年1月です。2000人中120位で、野球部の中学生とバトルしたのを思い出します。22分35秒なので、4分31秒/kmで初レースとしては上出来です。このスピードは今は無理ですね(涙)。

その2か月後、2000年3月、走り始めて2年弱でハーフマラソンも挑戦しました。「筑後川くるめ菜の花マラソン」です。初めての「給水」で走って飲もうとして顔にぶちまけたり、自分で「給食」を用意したところまではよかったのですが、なんとハイチュウを選んでしまい、喉にからまって息ができなくて吐き出したりと、今考えると素人まるだしの本格的なレースでした。それでも最初から2時間切りで、1時間53分で、5分24秒/kmという、これまた立派な成績でした。

そして、なんとその翌週に練習で42.195㎞を5時間15分で完走してしまいました。ランニング始めて、ちょうど2年でフルが走れるようになったという事です。

2000年9月は、Qチャンこと高橋尚子選手がシドニーオリンピックで金メダルを取りました。私もランニングにはまりまくっていて彼女とともに成長しているような錯覚さえ覚えましたね。10月は256㎞の走り込み、禁酒もしてアスリート道へまっしぐらです。

ということで、初フルは、走り始めて2年7か月後の2000年12月「NAHAマラソン」です。初めての2万規模の大会です。福岡からわざわざ飛行機に乗ってやってきましたので気合満々です。結果は、4時間12分とほぼ5分59秒/kmとこれまた立派なものでした。

翌年の2001年4月,つまり走り始めて3年後には、「小笠・掛川マラソン」で3時間58分で「サブ・フォー」を早々と達成しました。Qちゃんとは、5月の「キューネット国際クロスカントリー」という熊本での大会にゲストできているので会えました。そして、彼女はその年の9月にベルリンで世界最高記録を出し優勝しました。

こうして私の「ランの第一期」は、Qちゃんと一緒に1998年(41歳)~2002年(46歳)の5年間続きました。

ランニング第二期 49~51歳

それから、東京に転勤したりいろいろなプライベートなことがあり、パタっとランニングをしなくなりました。Qちゃんも2004年の北京オリンピックはでれなかったし(関係ないか)。しかし、2006年になり、あの「東京マラソン」が来年開催されると聞き、「これは絶対出場しなければならない」とその後抽選に落ち続ける未来も知らなかったので、10月よりランニングを再開し始めました。49歳の時です。

そして次の年の3月、再開して半年の練習で、「湘南国際マラソン」でなんとまた3時間55分の自己ベストのサブフォーを達成しました。この時のゲストもQちゃんで彼女がゴールで待っていてくれ、ハイタッチをしてもらいました(感激)。

その次の年の2008年10月にQちゃんは、「引退宣言」をしました。私の第二期も終わりです。

ランニング第三期 52歳~56歳

そして、2009年にシンガポールに転勤になりました。東南アジアでもこの頃ランニングは大ブームで、会社全体で毎年「シンガポール・マラソン」に参加することになりました。多いときで500人規模での参加でしたね。また、海外枠があるのかどうか知りませんが、幸運にもシンガポールからあの「東京マラソン」に四回連続で出場できる幸運に恵まれました。また、この頃、トライアスロンをやろうとガチで練習し、トライアスロンレースに出始めました。

ガチでやったのは、ここまでですかね。

ランニング第四期 57歳~59歳

日本に帰ってきて、2014年からは、ガチではないですが、そこそこ練習してレースを楽しむという感じです。ランニングは、すっかりメージャーなスポーツになったので、会社の同僚とイベントに参加して楽しんだりしました。

ランニング第五期 62歳~

ずっと姿勢が悪いまま走ったのがいけなかったのか、脚を痛めて、歩くのも大変になり、走るどころではなくなって、また走れるようになる2019年まで、一年半もかかりました。

2019年から、再開しました。2020年はフルマラソンを年6回参加して楽しもうと思ったのにまさかの「コロナ」で、大会はことごとく中止です。今年も秋の大会までまた中止ですね。それでも練習はしていて、時々、近所の多摩川の河川敷で行われる小規模大会に参加しています。

今は、走れることに感謝、レースに出れることに感謝して、ランニング・トライアスロンを続けているという感じです。

年間走行距離とフルマラソンタイム

これが年間走行距離です。私の経験からすると、毎月100㎞くらい走って、レース前3か月間、月間200㎞走れば、4時間切れるという結果です。それが、150㎞だと、4時間半、100㎞だと5時間くらいかなと思います。

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