雨の日はランの練習しませんが、レースは雨でも決行です。マラソンやり始めて26年になりますが、たまにしか、雨の日には遭遇しません。しかし、対策をちゃんと立てておかないとひどいことになりますので、私の対策を紹介します。
「耐水圧」と「透湿度」
ランニング用のレインウエアを買う時の大事なポイントは「ちゃんと雨をはじいてくれること」と「蒸れないようにする」ということになります。その指標として、「耐水圧」と「透湿度」があります。
まず、「耐水圧」ですが、どのくらいの水圧に耐えられるかです。たとえば、耐水圧10,000mmとは、素材に10mm四方×高さ10mの水柱を立てても水が染み出さないことを表しています。
ウエザーニュースのサイトによると、小雨300mm,中雨2,000mm、大雨10,000mm、嵐20,000mmとあります。天気予報で降水量10㎜/hというと大雨くらいでしょうか。
小雨や小雪をしのぐ程度であれば5,000mm、スキーやゴルフは雨・雪に風も加わるので最低10,000mm、登山は命に関わるので20,000mm以上が必要と言われています。
一般的な傘で300~500mm程度。コンビニのレインスーツの数値はわかりませんが、おおよそ1~5,000mmくらいではないでしょうか。
次に「透湿度」ですが、これは、「ムレにくさ」の基準となる数値です。生地1㎡あたりで24時間で何gの水分を透過した(外に出す)かを評価します。数値が高いほど、ウェアの内側で水滴にならない蒸気状態の汗を、生地が外に出す度合いが高いことを表します。
蒸れにくいレインウェアが欲しい場合は、最低でも透湿性が5,000g、できれば8,000g程度が必要。運動・スポーツ、レジャーやアウトドア、登山で使うアウターやレインウェアなら、汗をかくことを考えて10,000g以上、できれば20,000g以上のものを選ぶと安心。
レインスーツ・レインジャケット
1)レース用
もう、20年以上前に買ったMontbellのウィンドブレーカーですが、非常に軽く、小さく折りたためます。これを冬のレースの場合は、スタート前に着て、暖かくなったら丸めてサックに入れてポケットにいれるという感じで使っていました。また、小雨くらいでしたら、これで十分対応できます。
しかし、中雨以上くらいになるとさすがに濡れてしまいます。
ということで、中雨以上のレース対策として、このThe North Faceのレインジャケットを購入しました。これは、19,500円ですが、耐水圧20,000mm、透湿性40,000g/m2-24hの機能がありながら軽量なので、中雨以上のレースにはいいと思います。また、コンパクトに収納可能なスタッフサック付きなので、雨が止んだ場合はこのサックに入れて、リュックに収納もできます。
スタート時から中雨以上の場合はレインパンツも必要でしょう。その場合、私は、ゴルフ用に購入したものをで代用しています。耐水圧:15,000mm、透湿度:20,000g/㎡24Hあるし、軽量なのでちょうどいいかなと思っています。
これらは、レース用に購入したものですが、普段の練習の時、別に雨が降っていない時も冬のウィンドブレーカーとして使用できます。
レインウエアを着るとゼッケンが見えなくなるので、下記のトライアスロン用のゼッケンホルダーが便利です。これで、レインウエアの上からベルトを通してゼッケンを装着するというあんばいです。走っている途中で雨がやんだりしたら、レインウエアを脱いで、このベルトの通して腰にかけるとそのまま走れます。この一品は重宝します。
2)レース 夏用
気温が高いときのレース時には、雨時の気温はちょうどよかったりしますが、雨が直接肌に当たるととても疲れるので、防水というより、雨が肌にあたるのを防ぐためのレインウエアが必要をいうことになります。
暑いので750円の激安のレインウエアの袖などを切って半そで、短パンにします。そしてボトムはスイムパンツで上はタンクトップで走ります。じわっと濡れてもいいという感じですね。
3)雨の日の練習用
雨の日には基本的には練習しませんが、雨がふるかもしれない曇りの時は練習するのでその時用のレインウエアをいくつか紹介します。
【冬用】
これは最近流行りのWORKMAN イージスの『R600 レインスーツSTRETCH Perfect』のレインウエアです(4,900円)。非常に機能的であたたかいです。耐水圧10,000mm 透湿度8,000g/m2/24h。冬の寒い日用です。
【春・秋用】 そんなに寒くない時は、もっと薄手のやつでOKですね。耐水圧はそんなにありませんが、3,980円と安価で、小さく丸められるので、ひとつ揃えておくのもいいかもしれません。
シューズ
ランニング用の靴は通気性がよくできているので、雨の日にはしるとびしょびしょになります。雨が入ると冷えて足裏がガチガチになってクッション性がなくなり非常にはしりにくくなりますね。これに困っていたのですが、最近は、「防水」使用がでてきました。これはとてもいいと思います。
私は、このOnのCloudrunner Waterproofを愛用しています。13mm/hくらいの雨でも快適に走れました。
ここの市場にGORE-TEX(ゴアテックス)も参入してきました。トレイルランが流行ってきているからでしょうね。一般的な防水シューズよりもシューズ内が蒸れにくく快適な履き心地だそうです。
ランニング用でしたら、トレイル用ではなくロード用のGORE-TEXモデルがいいのはないでしょうか。
小物
これは、ゴルフ用のレインキャップですが、ランニングの雨対策にも使えます。耐水圧11,000mm 透湿度8,500g/m2/24h。
雨の時は、夏でも手が寒いです。よって、夏は、カミさんが使っている使い捨てのキッチン用ゴム手袋を使います。冬は、それでは寒いので、百均のゴム手袋を使用します。
防水スポーツウオッチ Forerunner955はトライアスリート用なのでスイムにもOKな完全防水です。
小物ではないですが、白色ワセリンを肌に塗っておくと水をはじくのでお勧めです。
雨の日のレース対策で一番重要な事は、レース前の天気予報で「雨」だと、テンションが思いっきり下がるということです。しかし、万全の対策をしているとテンションをあげれます。是非、用意万端でレースに挑んでください!
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