症状
3年半ぶりの海外出張は、コロナ禍の出入国など結構ストレスになっていたのでしょう。最初は少し微熱がが出て「あっ、ヤバイ、コロナにかかったかも」と思いました。そして、下半身に発疹が出て、これは、コロナと関係なく、何か菌が移ったのはないかと思いました。
2,3日して帰国後、熱は多少ひきましたが、発疹は治らず、病院へ行きました。皮膚科の先生は、一目みただけで「あ、これは帯状疱疹ですね」と言われました。何かに感染したと思っていましたので、ちょっと拍子抜けしましたが。
私の場合は、痛みがさほどでもなかったのですが、通常は結構な痛みがあり、1~3か月くらい痛みは続くそうです。
そして、それが長引くと帯状疱疹神経痛になるそうです(50歳以上で2割)。
原因
子どもの頃、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに感染して、水ぼうそうとして発症した人が多いと思います。このウイルスは、身体の神経節に潜んでおり、普段は活動が抑えられています。
それが、加齢やストレスによって、免疫力が低下した時に、活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。
最近、やたらと帯状疱疹ワクチン接種のTVCMや新聞広告が増えました。最近、帯状疱疹の患者さんが増えているそうです、そしてこれは日本だけではなく、世界的な兆候だそうです。理由は確証はありませんが、三つあって、①コロナ感染により、免疫細胞やその働きがダメージを受けた。①コロナの2回目接種から増えているので、このコロナのワクチンで一時的に①に似た状況が生じた。②やはり、コロナ禍でストレスが高まり、免疫力が落ちてきている。ということらしいです。
また、コロナに関係なく、80歳までに約3人に一人が発症するポピュラーな病気のようですね。
治療
病院で、薬を処方してもらいます。まずは、ウイルス感染の治療薬の「アメナリーフ錠200mg」を毎日2錠1週間服用します。これは即効性があり、私は一日目で随分楽になりました。あとは、痛み止めの「ロキソプロフェンNa錠」「リリカ」や傷ついた神経の回復に関わるB12の「メチコバール」と胃薬を処方されました。
まあ、私の場合は痛みはさほどでもなかったので、1週間くらいで赤い発疹はかさぶたになり、だいぶ落ち着きました。
予防
予防は、50歳以上の人にはワクチンがあり、これがTV CMなどで伝えられていたことです。自由診療なので、費用はかかります。2種類あって、8000円と22000円(税込)x2回というのがあり、前者が効果が8年で予防率が5~7割で、後者(シングリックス)は9年以上で、予防率は9.7割だそうです。こうなると、高いけど後者を受けるべきかなと思います。
帯状疱疹の再発する割合は数%で、一年以内に再発する可能性は極めて低いそうですが、治癒後3か月経ったら受けれるそうなので、接種しようと思います。
まあ、ストレスためないのが一番ですけどね。
ということで、2023年1月14日に一回目の接種しました。接種を受けた部位の腫れや痛みは8割ほど、疲労感や発熱などの副反応が6割くらいの人に起こるそうで、私は見事に次の日に副反応がおこりました。一日寝たら回復しましたが。
3月30日に二回目の接種を受けました。翌日また37.5度の発熱でした。シングリックスは不活性化ワクチンの割には副反応がでるのですね。発熱は2割弱の人にでるらしいので、私はたまたま当たったのかもしれません。
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