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さていよいよ、昨年末のNAHAマラソンに次ぐ2回目のフルマラソンです。前回は、27km地点から、向かい風と戦い、脚にきて、減速。筋力不足を反省しました。そこで、今回は、前回同様の禁酒と走行距離アップ(150kmから250kmヘ)での2kg減量と、スクワットやインターバルトレーニングでの筋力アップを練習に盛り込んでの挑戦とすることにしました。
結果は、どれもまあ、7割くらいのできで、体重は1kg減、三月の走行距離は200kmでした。かなりの不安をかかえながらのサブフォーへの挑戦です。
レース感想(完走)記
天気は、雲一つない快晴でした。マラソンには、天気がよすぎるというか、予想最高気温が28℃という、あまり酷な天気でした。しかし、風のせいで、あまり暑く感じませんでしたが、強風が吹き荒れ、NAHAと同じく「強風」との戦いとなりました。
小笠・掛川マラソンは、全国マラソン100選の上位にランクされる有名なレースで、招待選手こそいなかったものの、いろんな工夫がされている大会でした。まず、一番ありがたかったのは、1km毎の距離表示です(普通は、5km毎ですので、ペースが落ちてきたのがわかるのは、5kmすぎで、すぐ調整するのが困難です)。
また、この大会は、ミズノがサポートしている大会なので、ペースアドバイザーが3時間から5時間まで30分刻みで伴走してくれます。それに、ミズノ商品の特価販売もあり、私も、靴やらソックスやらいろいろ半額くらいで購入しました。味の素も協賛しており、アミノバイタルをスタート時、給水地点、ゴール地点に配備してくれて助かりました。ランナー専門誌の[ランナーズ」の売店もあり、通販でしか買えないものが、手にとって見れました。ランナーズと協賛して、5kmごとのラップタイムをE-MAILでPCか携帯に配信してくれるサービスも画期的です。ゴール写真も送ってくれるそうです。
今回は、サブフォーねらいでしたので、4時間のペースアドバイザーさんの後ろについて走り出しました。人について走るというのは、とても安心して走れます。最初は、自分で、大分セーブしているつもりでも、ペースアドバイザーさんを抜いていってしまったりしてしまいます。これが、ペースアドザイザーさんがいなく、距離表示も5km毎でしたらオーバーペースになっていたことでしょう。ただ、この「ペースアドバイザーさんについていく」方法は、一つ欠点があり、それは、その周りに集団ができ、非常に混雑するということです。特に、給水ポイントでは、ごったがえします。
途中で、トイレにいって、慌てて追いかけたり、給水地点で見失って捜したりしながら、25kmくらいまで、自分で想定していた5分40秒/kmより速い5分30秒弱のペースで、ペースアドバイザーさんについていきました。ここらへんまで、全く疲労はなく、この先、ペースをぐーんとあげても大丈夫かななどと真剣に考えたりしました。でも、マラソンは35kmからといわれていますので、慎重に行こうと思いとどまりましたが。
さて、25kmあたりで、ペースアドバイザーさんが「トイレに行ってきます」といって、道をそれちゃいましたので、しかたなく、それからは、一人で走ることにしました。まあ、1kmの表示があるので、それで調整していこうというわけです。NAHAの時に、ペースが落ち始めた27km地点以後も、順調に5分30から40秒の間で、刻めることができ、37km地点では、後ろに、ペースアドバイザーさんも見えず、サブフォーは確実、もしこのままいけば、3時間50分も切れるかもなどと本気で思いました。
38,39kmあたりで、始めて、脚が重くなりだし、ペースがちょっと落ち出しました。40km地点で、後ろからペースアドバイザーさんの集団がそれこそどどどっとという感じで迫ってきまして、500mくらい一緒に走りましたが、抜き去られてしましました。彼らは、グロスで(スタート時にスタートラインまで待った2分半は、差し引かない)4時間をきるペースにしており、少し早く着くように設定しているので、抜き去られても、40km地点であと16分あります。
多分、歩いても、4時間以内でいけると思った瞬間、その場に立ちすくんでしましました。急にきつくなったのです。それでもすぐ走り出しました。最後の2kmは、急な坂道になっているので結構しんどいのです。それで、また歩いたり、走ったりを繰り返して、本当にバテバテになって、ゴールしました。
タイムは、3時間58分14秒!最後の最後で、歩いたりして、少々、情けなかったのですが、目標どおりのサブフォーランナーの仲間入りをはたしました。これで、私も、市民ランナーの中級レベルに達したということになります。
しかし、全体を振り返って思うのは、最後の最後で、突然走れなくなったりすることがあるんだなと思ったことと、ペース配分がいかに大事かということでした。今後のトレーニングでは距離表示は5km毎でもちゃんとペースが保てるようにすることと、やはり、もう少し、脚の筋力トレーニングをしなければいけませんね。ゴール後から、次の日まで、激しい筋肉痛に悩まされるということは、かなりの筋繊維が切れてしまったということですから。
ただし、一応、今年の目標のサブフォーは達成したので、今年は新たに目標はもたず、今年一杯は、楽しいマラソンをしようと思います。まあ、それほど、今回もきつかったということです。
2001年4月15日記
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