ランニングをすると出る「幸せホルモン」とは?

ヘルス

ホルモン足りていますか?

ランニングや運動をすると幸せホルモンがでるといいます。

ランニングをして出る幸せホルモンと言うと、精神を安定させストレスを和らげる「セロトニン」、気分を高揚させたり、鎮静作用、つまり、ランナーズハイになる「エンドルフィン」、やる気を出し、報報酬系に深く関わる「ドーパミン」ですね。

そのほかにもやすらぎを感じる「オキシトシン」や「アドレナリン」も重要ですね。このホルモンを欠乏させない方法を紹介します。

セロトニン Serotonin 安心とリラックスホルモン

人の心を動かす要素は、不快や嫌いなどのNegativeな要素は、不安やストレスと密接な関係があり、ノルアドレナリン神経によって制御され、快、報酬、欲望などのPositiveな要素は、ドーパミン神経に制御され、そのふたつの神経に対して、抑制をかけているのがセロトニン神経だそうです。

セロトニンは、「海馬」の情報処理機構に働きかけ、外からの情報は、常に多量にあるので、それをいちいち気にしなくていいように、情報を「受け流す」ようにしています。必要な時だけ、セロトニン神経の活動が止まり、情報が記憶されます。よって、セロトニン神経機能が低下すると、常に必要ない情報まで記憶されるようになり、些細なことでも動じてしまうそうです。

現代は、このセロトニン神経が弱っている人が多く、それにたいする処方として、プロザック(SSRIのひとつ)などがありますが、本書では、薬に頼ることなく、セロトニン神経を活性化する方法が書かれています。  

1)リズム運動→ウオーキング、ジョッギング、自転車、水泳、エアロビクス、チューインガム  2)座禅の腹式呼吸法、ヨガの呼吸法、気功法  3)太陽光 4)タンパク質摂取

90%は腸から。トリプトファンはナッツ、マグロやカツオ、納豆、豆腐、味噌、チーズ、卵、ヨーグルト、チーズ、牛乳、バナナなどを食べることで摂取できます。

また、セロトニンは、メラトニンと相反するメカニズムを持っています。休日に部屋が暗いままゆくっり寝ていると、脳内のメラトニン分泌がストップしません。メラトニンが減らなければ、セロトニンが増えないので、結果的にセロトニンが欠乏した状態になる。そうすると、たくさん寝たのに、午前中だるくなるわけです。

エンドルフィン Endorphin 高揚ホルモン

視床下部からでるエンドルフィンは、精神安定や老化防止の他、モルヒネと同じような痛み止めの効果があるので、脳内モルフィネと言われています。有酸素運動、特にランニングなどやるとエンドルフィンが出てランナーズハイになると言われます。おいしい食事やデートや楽しいことをすることも有効です。頸部のストレッチをすると脳への血流がよくなるので、エンドルフィン放出によい。

ドーパミン Dopamine やる気ホルモン

ドーパミンを出すためには、タバコを吸うとタバコの成分のニコチンが脳を刺激してドーパミンを放出させます。麻薬も同じ作用があります。なので、気持ちがいいのでドーパミンをずっと出し続けたくなるのでこれらは、中毒性があるわけです。

ドーパミンは報酬を期待させる作用があるが、報酬を得たという実感はもたらしません。人はドーパミンが大量に放出されると、欲しくなったものを何が何でも手に入れなければ気が済まなくなります。ドーパミンの働きで注意力はすべてそこへ向けられ、それを手にいれること、あるいは繰り返し行うことしか考えられなくなります。そのおかげで、原始人は、木の実を見つければ飛びついて飢え死を免れていました。

チーズや納豆、かつお節などに多く含まれるアミノ酸「チロシン」摂取が有効。ウオーキング

食事もドーパミンを放出します。肥満体質の人はドーパミンの放出量が少ないのでたくさん食べたくなる。

オキシトシン Oxytocin 愛情・おもいやりホルモン

オキシトシンとは、人間が相手を信頼できるか否かを決定する際にでる脳内化学物質のことだそうです。ポール・ザックは、TEDや「経済は競争では繁栄しない」という著書で利己主義よりも利他的行動のほうが経済を反映させると説いています。

このホルモンのおかげで人類は群れで生き抜くことを覚えて繁栄していったと言われています。

人を褒める。スキンシップ。友人との行動。マッサージ。

アドレナリン Adrenalin

自分の限界を超えるような激しい運動(ベンチプレスや筋トレなど)を行うと、アドレナリンが放出されます。アドレナリンが出ると「火事場の馬鹿力」というような、時に自分の持つ力を最大限まで発揮するような力が出る事があります。

著者の論旨は、「人類は夜明けとともに活動を始め、日暮とともに活動を終了していた。なので、元気の源のアドレナリンとコルチロイドのホルモンは、夜明けとともに分泌され、午前7時にピークを迎え、午前11時、午後3時がセカンドベストになる。これは、人類の体内リズムとしてインプットされている。よって、日の出とともに起きるのは至極、自然である」という事です。

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