先日、東京体育館で心電図をとりながら測定した「持久力測定検査」で「期外収縮」が出ているという指摘を受けました。
期外収縮とは、心臓の正常なリズムに追加される不規則な拍動です。通常、心臓は一定のリズムで拍動しますが、期外収縮が起こると、予期せぬタイミングで追加の拍動が発生し、不整脈を感じることがあります。これは心室性期外収縮と心房性期外収縮の2種類があり、心室性は心臓の下部、心房性は上部から始まります。
運動後に期外収縮が起こることは一般的で、特に健康な人にも見られます。多くの場合、これらは無害であり、治療を必要としないことが多いです。しかし、運動後に頻繁に期外収縮が起こる場合は、心臓の構造的な問題や他の心臓病の可能性もあるため、循環器専門医の診察を受けることが推奨されるとの事です。
ということで、念のために循環器系の病院で一度検査してもらいことにしました。
1)心臓エコー検査
心臓エコー(心エコー)検査は、超音波を使って心臓の構造や機能を評価する検査です。具体的には、心臓の大きさ、壁の厚さ、動き、弁の状態、血液の流れなどを観察します。この検査は、心臓の病気や異常を診断するために非常に有用だそうです。
2)血液検査
電解質・甲状腺機能・心臓病・貧血など不整脈を発生しやすくなる原因の特定のための検査です。
NT-proBNPの検査値は19でしたので問題なしだそうです。
3)ホルター心電図(24時間心電図チェック)
この検査により、期外収縮の頻度やタイミング、他の心臓の異常を詳細に把握することができます。
検査結果は全て正常だったので、トレーニングOKということでした。しかし、これを機に、トレーニング前のウオームアップとクールダウンはちゃんとやろうと思いました。
循環器系検査結果
今まで、健康診断で指摘された心電図の結果は
洞性徐脈(どうせいじょみゃく):42歳~45 50,53,55~58,63 これは、いわゆる「スポーツ心臓」といわれるやつです。心臓が強くなり(心臓の筋肉が厚くなる)、1回の拍動で送り出す血液量が増えるため、心拍数が少なくても十分な血液を全身に供給できます。心拍が60回以下の場合にそう診断されます。ということは、今も「48」なので同性徐脈ですね。
心筋は加齢と共に機能が低下していくことが知られています。心臓に強い負担をかけ続けるのはもちろん危険なことですが、逆を言うと適度な負荷がかからないと衰えていってしまうことが問題として挙げられます。
高T波:52,55~56,59 左室高電位:52,59 軽度な左軸偏位:62 左室肥大:44~45 境界域、心室内伝導障害:45 右室伝導遅延:43
検脈
毎日、血圧を測って自分の調子を確認しておくことは大切だそうです。
トレーニング(マフェトン理論)
中高年ランナーには、激しく心拍を追い込むインターバルトレーニングよりもマフェトン理論に基づいた低心拍トレーニングのほうがいいかもしれませんね。
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