「健康と病気の間」すなわち「未病」に対策をうって、調子がいい毎日を送ろう

ヘルス

様々な技術革新や医療の進歩により、身体のメンテナンスが非常に簡単に効果的にできる時代になってきました。

コロナ禍で、リモートワークの増加など生活習慣が変化することにより「なんとなく調子が悪い」ということが起こってはいないでしょうか。

「健康と病気の間」すなわち「未病」を認知して、普段の健康の維持増進と未病への対応が重要だと思います。

認知のためのまず一歩は、「健康診断」ではないでしょうか。特に「人間ドック」と言われる本格的な検査がよいと思われます。企業には健康診断は義務づけられているので、サラリーマンの方はなじみがあるものです。そこでは、中性脂肪や血糖値など「メタボリックシンドローム」による体調悪化などがよく指摘されているので、皆、肥満には気をつけるようになります。

この時、オプションになると思いますが、大腸の内視鏡検査は2~3年に一度くらいはやったほうがいいと思います。大腸がんはポリープが癌化するものなので、ポリープがないかどうか検査するわけです。あって5㎜以上だとその時に切除してしまえば大腸がんにはならないということです。

また、同じように、胃がんの原因とされるピロリ菌検査(尿検査)もやり、陽性であれば、一週間薬を飲めば除菌できます。

脳梗塞になる可能性がないか脳の血流をチェックする脳ドックもあります。そこまでしなくても頸動脈検査でも血流の状況はわかります。

あと、呼吸器検査や骨密度検査もやったほうがいいです。加齢とともに低下していきますが、平均より下回っているようだと大事にいたるまえに対策をとったほうがいいですから。

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とまあ、人間ドックで結構な対策は打てます。

未病対策には、日々の食事だ大切です。外食が多い人は塩分過多だったり、たんぱく質不足だったりしますので、ここも気をつけたいところです。

今は、尿を郵送して栄養素の過不足をチェックできる「Vitanote」というサービスがあります。そして、不足しているときは、どんな食べ物をとればいいか教えてくれます。なので、その指示のもと食事のメニューを工夫して、また検査をする。そしてまたメニューを工夫するというPDCAを回すと、理想の食事になり、栄養素が過不足なくなり、身体の調子がよくなるということになります。腸内環境を検査する「Flora Scan」っていうのもあります。

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25~30歳から筋肉は何もしないと減っていきます。特にタンパク質不足は減量不足になるので致命的です。市や区の体育館などにInbodyという体組成計が置いてあるので定期的に部位別の筋量をチェックするといいですね。平均より低いと将来ヤバイことになります。

ここまでくると物理的な身体の調子はよくなってきます。もう一つ、大切なのは「メンタルヘルス」です。これは、コロナ禍で問題にもなりましたね。

これも社会問題化してきたので、2015年12月より企業でのストレスチェックが義務化されました。毎年の自分のストレス具合を数値で把握できるようになりましたので、過去推移を含めてモニターするとよいですね。

ここらへんを人間ドックのように数値化するのは高額な装置などでやられていましたが、今は、スマートウオッチなどで可視化できる時代になりました。

ストレスを心拍変動から読み取るものです。ストレスが高くなると知らせてくれる機能もあります。

こういうふうに状況がわかるとリラックスタイムをとろうとかの対策もとれますよね。

もう一つは、HRV(Heart Rate Variability)です。「心拍変動」のことで、HRVは心拍間隔の変動を測定することによって計算されます。自律神経のバランスを測るものです。

心拍変動は、心臓の自律神経系によって制御されます。自律神経系は、交感神経と副交感神経の2つの部分から構成され、それぞれが心臓の拍動に影響を与えます。交感神経は心拍数を上げ、副交感神経は心拍数を下げる作用を持ちます。

仕事、スポーツなどは、交換神経優位になります。バランスを保つには、瞑想などの副交感神経優位の行動が必要になります。

メンタルやフィジカルの回復に一番効果的なアクションは「睡眠」です。これも無料のスマホアプリなどでも計測できます。長さと質ですね。十分な時間よく寝れたかです。

良く寝れたときは、本当にリカバリーモードになり仕事もプライベートも充実してきます。よって、これも、どんな時に良く寝れたかとか、お酒を飲んだ日は睡眠が浅いよねとかがわかって生活習慣の見直しもモチベーションが沸きます。

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ということで、ここまで時代は進歩しました。後は、これを賢く利用するかどうかですね。

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