ホノルルマラソン奮闘記 ~娘と親子ラン マラソン後に何が起こった!?

ランニング

「ホノルルだったらマラソン走る」と言うので、長女の初マラソンは、ホノルルマラソンになりました。私は伴走でアシストします。マラソン後もいろいろとトラブルが、、、。

前日

日本の土曜の夜8:30の出発で、朝8:40に着くNWのフライトでホノルルに着きました。行きは、6時間15分くらい、帰りは8時間半くらいのフライト時間になります。機内で食事をして、ちょっと寝たらもうハワイって感じで着きます。早いですね。空港からホテルまでは、タクシーで20分($40くらい)です。リムジンバスを使ったら1時間以上もかかってしまいました。

ホテルに荷物をあずけて、大会エントリー会場のコンベンションセンターへ行き、エントリーを済ませました。その会場にはナイキのお店などいろんなショップが出ていて、もう、大会気分をかもし出していました。偶然、娘の友達とも会ったりして、皆、走るんですね。ホノルルは、特に若い女性ランナーが多いようです。(2.9万人の内の半分の1.3万人は女性だそうです)。

それから、ホテルにチェックインして、お昼をとって、ちょっと、足慣らしをしようと、ホテルの前の海岸とおりを2,3km、スロージョグをしました。一週間前に痛めた脚は、だいぶよくなっていましたが、20km以上になったらどうかはまだわからない状態です。なんか、脚が少し重く、2,3kmのジョグで、脚に少し疲労感がでるのが気になります。

明日の準備の買い物をし、夕食とって、早め(10時頃)に寝ることにしました。

明日は、がんばります。

スタート

前日に昼寝をしたせいでしょうか、時差ボケだからでしょうか、あまりよく寝れないまま朝(といっても夜中)の2:30を迎えました。心配していた気温はそれほど低くなっておらず(21℃)、スタート地点まで、レース着で大丈夫のようです。例年は、寒いらしく、ビニール袋に穴をあけて、防寒具としてきていくなどの対策が必要だったそうです(今年もいましたが)。

朝おきて、昨日、ABCストアで買った、「どん兵衛」とおにぎり、バナナ(何でもうっているんですね、ハワイは)を食べました、日本のコンビニとちがい、ハシをいれてくれてなかったので、歯ブラシ2本でたべましたが。それからストレッチをして、脚には、ウオームアップジェルという、塗るとポカポカするやつをぬりました。あとは、不安な左ふくらはぎに昨日コンベンションセンターで買ったサポーターをつけ、ウエストポーチには、デジカメ、携帯、パワーバー(ホノルルマラソンは給水しかなく、食べ物はないので、エネルギー補給剤をランニングショップで買いました)、シップ、筋肉痛の塗布剤を娘とふたりで持ち合いました。

宿泊しているハイアットホテルからスタート地点までは、2.5kmくらいあるので、次女は、スタート地点ではなく、ホテル前で応援してもらうことにしました。

さあ、準備万端です。ホテルをでるともう大勢のランナーがスタート地点へ移動しています。スロージョグをしながら、いくことにしました。

スタート地点は、3万人くらいの人がいるわけですので、ごった返しています。グループ的パフォーマンスをしているのは、各ツアー団体です。JTBや近ツリ、HISなどですね。そのほかはフィットネス系でセントラルやコナミは、ユニフォームまでそろえていました。

2.9万人の半分以上の1.8万人は日本人なので、日本のマラソン大会に、外人が参加しているという雰囲気です。

ここで、錠剤の鎮痛剤をわすれたことに気がつきました。これは、知り合いが、もっていったほうがいいということで、初めてためそうとおもっていたやつです。次女に携帯で連絡がとれたので、ホテル前で渡してもらうことにしました。便利な世の中です。

まず、トイレに行っておこうということで、探しますと、スタート地点のほうに仮設トイレがあります。結果的にはかなりまえのほうまで行きましたので、スタート時は、2-3時間で完走できるGpのところまできてしまいました(完走タイム毎に前から順にゾーンわけされている)。

5:00ちょうどにホノルルマラソン名物の花火が「ドドドーン」となり響き、いよいよスタートです。スタートの号砲から実際にスタートポイントを通り過ぎるのに10-15分くらいかかるかのかなと思っていましたが、トイレを探しているうちに思いかけず、前のほうからはしりはじめましたので、号砲から3分後には、スタートできました。

前半戦

最初の10km(6マイル)までは、大混雑で皆スピードをだすというのを覚悟していたので、周りに惑わされず、7分/kmをちゃんときざんでいくようにしました。しかし、最初の2-3kmでもう歩いている人がいるんですね。しかも、我々の前にいたということは、最初から大分前のほうからスタートしたことになります。

私は過去4回、国内のマラソンを経験しましたが、こういう人はいません。ホノルルマラソンは、かなり初心者もいるし、お祭り気分で走る人も結構いるということみたいです(今回参加の2.9万人のうち1.3万人が初マラソンだそうで、日本人は1.8万人のうち半分以上の9.5千人が初マラソンだそうです)。

距離表示は、アメリカなので、マイル表示です。1マイル=1.6kmです。この表示とGPSを使った時計(GARMINのForeRunner201)とでペース配分をしました。GPSは、精度の問題があるので、100%信用できないのですが、ハーフやフルくらいの距離だと結構つかえます。今回は、フルで1.5kmくらいの誤差でした。

8km地点(5マイル)がホテルの前です、携帯で場所の確認を次女としながら、鎮痛剤をGet。強い味方が増えたような感じ、ついでに記念写真を撮ってもらいました。

7分/kmというと私には、かなり遅めのペースでLSDなみのスピードになります。娘に合わしているんですが、このスピードでも最初から、脚がなんとなく重いような感が最初からあり、ちょっとやな気分です。

最初はまだ暗いうちからスタートしていたので、そう暑くもなく(結局23℃までしかあがらなかったようです)、快適に走れます。心配していた風も強くないです。日の出が7:00頃だったでしょうか、記念写真を撮ったりとお祭り気分です。ここは、15km地点(9マイル)。

結局最後までごった返しの中で走ったのですが、トイレと給水はすごく混んでいて、結構時間がとられます。2回、トイレにいきまして、これだけで10分以上もロスしていました。また、暑いので、給水地点は10箇所以上もあり(特に、後半は、1マイル毎にありました)、それはそれでありがたいのですが、飲みながら走ると危なく、どうしても歩かざるおえない状況でした。よって、目標タイムを切るには、ペースを通常計算よりも30秒くらい速くしないと、トイレと給水のロスがカバーしきれないと思います(給水は、アミノバイタル、水、スポンジの3点セットです)。 

あと半分!!

後半戦

18km付近(11マイル)のハイウエーから、折り返しで走ってくるランナーと会います。この辺からは、前のランナーは歩いている人が多く、ゴボウ抜きよろしく、ガンガン抜いていきます。結構、気持ちいい。

さて、ペースは7分/kmにセットしたのですが、累計時間はすこしずつ遅れてきます。ハーフ(13マイル)で2時間40分になりましたので、後半飛ばして、サブ5(5時間以内)を狙わせるより、とりあえず「完走」を目標にしていたので、ペースをかえずに5時間半以内で行くことにしました。この時点でも娘は、順調に走っています。不安を抱えていた私の左ふくらはぎも日ごろのおこないがいいのか、大丈夫そうです。

娘にとって未知の領域に入る30km地点(19マイル)です。彼女はもっとペースを上げたいみたいですが、35km過ぎで何回も失速している経験のある私にとって、イーブンペースの重要さはわかっているので、ペースを変えずにいかせます。それでも32kmすぎ(20マイル)すぎから、たぶん完走は大丈夫だろうということで、好きなペースで行かせることにしました。

最後の最後で6分/kmをきるペースがだせるということは、もっと速く走れる可能性があるということですかね。急にペースをあげたら、こちらのほうがついていくのがしんどくなってきました。しばらくして、娘が、「ちょっとペースを落とそう」と言ってくれたので、内心、ほっとしたりしました(少々、なさけない)。

しかし、わが娘ながら、10kmも走ったことがないのに、ホノルル行きをきめてから3ヶ月、たいした練習もせず、よくまあ、こんな簡単にフルマラソンを走れるものかと感心してしまいました。

最後は、どんどん飛ばして、私が先にゴールへ行き、娘が来るのをまってゴール直後の写真をとって「完走おめでとう!!」となりました。

時間は、娘が5時間24分14秒、私が少し早くゴールしたので、5時間23分56秒で、それぞれ、10,113位と10,084位でした。 

いや、マラソンの最後は、気持ちいいですね。もう走らなくていいから。

当日 続編

 レース後は、入念にストレッチをして、完走のTシャツなどをもらい、昼食をとりました。そこでなんと次女が、走りはじめたいと言い出しました。こんなにうまく作戦があたるとは、、、。 早速、皆で「ナイキストア」に行き、ランニングウエアを買いました。長女にもランニングを続けるらしく、二人で走ろうといっています(お父さんも一緒に走ります)。

昼寝後、ビーチに行き、それから、完走祝いの夕食です。娘たちは、シーフードがいいというので、ホテルの中華へ行きました。今日は、私も禁酒をやめて「かんぱーい」です!

さて、長かった一日も終わり、長女は、すぐ寝ましたが、私は、このブログを書いていたので、2時前くらいまで起きていました。明日は、午後2:40のフライトなので、午前中は、ショッピングに行こうという計画です。

そろそろ寝る準備をし出したところ、突然、長女が起きて「気分が悪い」と言い出し、トイレでもどしだしました。お腹も下しだし、調子がすごく悪くなりましたので、フロントに連絡して、隣にある病院へ連れていってもらうことにしました。たぶん、夜に食べた、「生カキ」だと思います。2個しかなかったので、娘たちだけ食べたのです。長女はマラソンの後だったので、身体が弱っていたのでしょう。

病院にいって点滴をうってもらうことになりました。点滴の時間を聞いたら「2時間」ですって! 

病室のベットの横のくそ硬い椅子で、私は、筋肉痛の身体をいたわり、睡魔と闘いながら、我が愛する娘の介護が、「ホノルルマラソンの超長い一日」の最後の行動となったことを実感したのでした。

病院でたら、5時を過ぎていました。娘も私も、この最後の「ホノルル食あたり」がマラソン以上にきつい出来事となってしまいました。

忘れられない完走の思い出を倍増させてくれる出来事となりましたね!!

こうして長い長い1日(27時間)は終わりました,,,..。

追伸:この時の点滴代は日本の保険は当然きかないので6万円もかかりましたが、結局、旅行保険で全額カバーになりました。保険は入っておくものですね。

49歳 2006年12月11日記 

ホノルルマラソンメダル譲ります。

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